ガイドブックは要らない?!

最近、山歩きを含めて旅が面白くない。先日の白馬岳もあんまり面白いとは言えなかった。思い起こせば、ここ数年はどうも感動するようなことが減って いる。ただただ辛いことばかり。でも、私の放浪癖は筋金入り。どうも何かがおかしい。シルバーウィークの白馬岳以来、その理由を考え続けていた。過去の楽 しかった頃にどんなことをやっていたかを思い出していた。
一つ思い当たることがあった。ガイドブックだ。以前は殆ど…というより、全く持っていなかった。確か、山でも持って行かなかった。だからこそ全ての物が新鮮だった。事前情報が全く無いのだから当然だ。トラブルも多かった。でもそれ以上に感動が多かった。
今はどうだろう?
今では逆に、事前に調べられるだけ調べている。ゆえにトラブルは皆無だ。その代わりにツアーに参加しているのと変わらない。次の目的地まで何キロ で、所要時間は…ガイドブックには、おせっかいにもそこで見える景色の写真まで掲載されている。これでは事前に一回予行練習しているのと変わりは無い。ど うりで風景に感動できないわけだ。
そこで地図、あるいは地形図だけで山へ行こうと思った。ところが恐くて行けない。ガイドブックの情報なしでプランを作ろうとすると、言いようのない 恐怖を感じる。まるで全くの未知の世界にこれから挑もうとするみたいに。実際にはどうってことの無い低山なのに、地形図だけだと恐ろしい。いかにガイド ブックの有り余る情報に慣れているかが良く分かる。
今はインターネットでそれこそいくらでも情報が手に入る時代だ。だがそのことが旅の楽しみを奪うことになってはいないか。少なくとも私には、ガイド ブックの豊富な情報は、旅の楽しみをスポイルする方向に働いているようだ。特に綺麗な風景の写真は最悪だ。山小屋運営のブログなどで、綺麗な夕焼けの写真 を載せているのを見かける。写真をみてしまったら実際の夕焼けを見た時の感動が目減りするとは思わないのだろうか?全くの予備知識なしに見た時よりも、感 動できないのは間違いないだろう。
只でさえ情報が多すぎるこの時代に、ガイドブックは必要だろうか。とくに綺麗な写真入のガイドブックだ。私は必要ないと思う。
そこで、使うガイドブックは海外を含めて一番不親切だと思うLonely planetに限定する。これなら事前にどんなものかは殆ど分からない。 それでいて必要最低限の情報は得られる。山行記録からも画像は削除することにした。見た人の感動する機会を減らしたくは無い。予備知識なしに景色を味わっ てもらいたい。そのほうが感動的だろう。
したがって、このブログでも、今後綺麗な風景の画像は載ることはない。

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